インターンのスタートいよいよパリの法律事務所でインターンが始まりました。私は法律も税務もまったく詳しくありませんが、国際租税のチームに入って日本法人向けのマーケティング活動をメインで行うインターン職を得ました。現在はフランス語か英語で書かれた税務の文書を日本語に訳す仕事を与えられています。英語やフランス語では内容を理解できても、日本語でどう書けばいいかという方が難しいです。法律事務所なんて日本でも行ったことないのに、フランスでいきなり働くのは正直難易度が高いです。
フランスでは税務は弁護士しか行えないそうで、よって弁護士事務所に税務部門が存在してるわけです。MBAでは税務についてはほとんど触れないものの、知っておくべきことでもあるので今回のインターンでは多く学べそうです。
補足:フランスのスタージュ(インターン)について日本ではインターンはそれほど一般的ではないものの、フランス(おそらく他の欧米諸国も)では学生が正社員で採用されるためにはインターン(フランス語ではスタージュ)は必須です。というのもフランスでは新卒採用というものがないためです。いくつかのスタージュで就業経験を積むことで、その後正社員として採用されるわけです。仕事は正社員の人と同じくらいの時間やるものの、賃金は非常に低いです。スタージュ生は月給で8~10万円くらいが平均的で、時給の最低賃金は€3.5くらいと聞いてます(スタージュ以外の最低賃金は€10)。そのため、一般社員を雇わず事務作業等をスタージュ生で回している企業もあります。また、企業はスタージュ生を2か月までは無給で雇うこともできます。2か月以上は有給で最大6か月までと法律で決められています。
*私の場合学生VISAで留学してますが、それでは労働時間が週20時間までと定められています。しかしスタージュではこの規定はなく、フランス人と同じく週35時間働くことができます。スタージュを行うためには学生の身分であることが必須で、そのため6月一杯までスタージュを行うために卒業を9月に延期しました。法律事務所であるためか、待遇はスタージュにすれば結構いい方です。そのほか通勤手当とチケレストといわれるレストランの共通チケットの配布もあります。期間は6か月です。(それ以上だと就労VISAが必要で、取得のためには€3,000ほどと聞いてますが会社が負担しなければなりません)。現地で働くことによって、留学だけでは知りえないこともわかるようになってきました。
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